「焼酎の香りが恋を連れてくる」恵比寿 /DRAFTの夜

「焼酎の香りが恋を連れてくる」恵比寿 /DRAFTの夜

恵比寿バー

ふわりと漂う柚子の香りに、胸の奥がやさしく解けていく。

恵比寿駅のざわめきを背に、わずか1分で辿り着くとは思えない静けさがそこにあった。

店の名は「/DRAFT(ドラフト)」。日本のお酒だけを扱う、隠れ家のようなバーだ。

店内の様子
店内の様子

焼酎が"和のカクテル"に生まれ変わる瞬間

この店の主役は、焼酎。

「焼酎のカクテル」と聞くと一瞬かたい印象を受けるが、グラスに注がれた瞬間、そのイメージは覆る。

香ばしい焦がし柚子をまとった「クールミントグリーン」は、芋焼酎の深みと果実の香りが重なり、まるで風に混じるバナナの甘い風のよう。

白桃を使った季節のカクテルは、口に含むと果実の瑞々しさが弾け、あとからふわりと山椒の余韻が残る。

定番メニューの「ラベンダー畑」や「ワインみたいな柚子玄米」も印象的。

名前の響きだけでも心をくすぐるが、実際は香りのレイヤーが驚くほど繊細で、飲むたびに味覚が整っていくようだ。

和の静けさと、都会の夜の狭間で

店内はやわらかな灯りに包まれ、カウンターに反射するボトルの色が静かなリズムを刻む。

恵比寿駅前とは思えないほど落ち着いていて、まるで"都会の音が消える魔法"がかけられているよう。

奥には個室やテラス席もあり、夜風に触れながら飲む一杯も格別だ。

お酒を選ぶ時間さえ、この店ではひとつの体験になる。

スタッフに「香りの強いものを」と伝えれば、好みに寄り添った一杯を提案してくれる。

その丁寧なやり取りが、グラスの中に安心感を溶かしていく。

恵比寿で大人の"二軒目時間"を

「/DRAFT」は、最初の一杯よりも"二軒目の余韻"が似合う場所だ。

少し酔いの回った体に、焼酎の香りがすっと染みていく。

デートの締めくくりにも、久しぶりの友人との語らいにもぴったり。

若いカップルや仕事帰りの男女が静かにグラスを傾ける姿が印象的だ。

駅から1分という距離も、雨の日や終電間際の夜にはありがたい。

チャージ料は800円だが、この空間に身を置くだけでも十分にその価値を感じるはず。

"日本の美意識"が香る一杯を、今夜。

「日本のお酒しか置かない」という潔いコンセプトが、この店の美しさを形づくっている。

派手さではなく、静かに深まる余韻。

まるで一枚の絵画を眺めているように、時間が緩やかに流れていく。

口コミでは「また行きたい」「ここで締めるのが恵比寿の定番」といった声が多く、

一度訪れればその理由が自然とわかるだろう。

店名/DRAFT(ドラフト)
住所東京都渋谷区恵比寿南1-4-2 EBISU ASAHIYA BUILDING 4F
ジャンルバー(日本酒・焼酎カクテル専門)
営業時間17:00〜翌2:00(L.O.料理1:00/ドリンク1:30)
定休日日曜
予算¥5,000〜¥5,999
アクセス恵比寿駅西口 徒歩1分
チャージ料800円
Instagram@draft_ebisu
マップを読み込み中…

恵比寿のバーで他に見たいスポット

銀座地下、妖精の楽園で泡が舞う夜
銀座バーカフェ

銀座地下、妖精の楽園で泡が舞う夜

重たい扉の向こうは、妖精たちが息づく異世界。『ティル・ナ・ノーグ』は、銀座の地下に潜む幻想のバー。泡に光が宿り、現実が少しずつ溶けていく。

東京タワーの灯を映す、麻布十番の夜気
麻布十番バー

東京タワーの灯を映す、麻布十番の夜気

麻布十番駅からわずか徒歩2分。ホテル最上階に潜む「THE LIVELY BAR」は、夜風と東京タワーの光を味方につける大人の隠れ処。静かな高揚と共に、香り立つ一杯が街のざわめきを遠ざける。

銀座の夜を静かに染める、灰の香とスパイスの余韻
銀座バーカフェ

銀座の夜を静かに染める、灰の香とスパイスの余韻

銀座の最上階、灰色に沈む光の中でスパイスと氷が語り合う。『THE GREY ROOM』は、香りと静寂が交錯する大人のバー。グラス越しの夜景とともに、記憶をゆっくり解かす場所だ。

渋谷の空と緑に溶け込む、静寂のカフェ時間。
渋谷カフェパンバー

渋谷の空と緑に溶け込む、静寂のカフェ時間。

渋谷・宮下パークの屋上に広がる『VALLEY PARK STAND』。光と緑に包まれた開放的な空間で、バスクチーズケーキと香るコーヒーを片手に、都市の喧騒を忘れる時間を過ごす。

焙煎の香りに包まれる、東京の“コーヒーの聖地”
中目黒カフェバー

焙煎の香りに包まれる、東京の“コーヒーの聖地”

豆の香りが街を満たす。4フロアにわたる『スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ』は、もはや“カフェ”ではなく“体験”。焙煎の音、コーヒーの香り、光のきらめき——五感で味わう東京の焙煎劇場。