焙煎の香りに包まれる、東京の“コーヒーの聖地”

焙煎の香りに包まれる、東京の“コーヒーの聖地”

中目黒カフェバー

朝の空気がまだやわらかい7時。

中目黒の川沿いを歩くと、ふと風に混じる焙煎豆の香りに足が止まる。

それは、世界のコーヒーラバーが憧れる場所

「スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ」。

建物の外観からして、もう“カフェ”の領域を超えている。

銅色のロースタリータンクが光を反射し、ガラス越しに見える巨大な焙煎機が静かに息をしている。

扉を開けば、そこは“香りのテーマパーク”だ。

豆の鼓動を聴く、焙煎の劇場

1階の空間に足を踏み入れた瞬間、

漂うのは焼き立ての豆の香ばしさと、パンやピザの香りが重なる豊潤な空気。

バリスタに導かれて選んだのは、

この季節限定の「クリスマス ブレンド」。

抽出方法は“モッドバー プアオーバー”を選んで、目の前で丁寧に淹れてもらう。

お湯が豆に落ちるリズム、

香りがふわりと立ち上る瞬間、

まるで音楽を聴くような時間だ。

カップを口に運ぶと、

深いコクの中にほのかな甘みとスパイスの余韻。

「立体感のある味わい」と評される理由がよく分かる。

豆の産地や抽出法を相談しながら決める楽しさも、この店ならでは。

4層に重なる、五感の旅

この場所の真骨頂は、4フロアをめぐる“体験の重なり”。

2階には、石臼で挽いた抹茶を用いたティーラウンジ「TEAVANA」。

抹茶の香りが立ちのぼる穏やかな空気の中で、和と洋が静かに混じり合う。

3階は、昼から楽しめる「ARRIVIAMO BAR」。

コーヒーをベースにしたカクテルを片手に、

陽の傾きを眺めながらグラスを傾けるのも乙な時間だ。

そして最上階、4階のテラスはまさに別世界。

目黒川沿いの木々を見下ろしながら、

東京とは思えないほどの静けさが広がる。

春には桜、秋には黄金の葉。季節が変わるたびに訪れたくなる理由がここにある。

朝の静寂、夜の賑わい——時間が味を変える

観光地としての顔を持つこのロースタリーも、

実は“朝7時〜9時”の時間帯が最もおすすめ。

朝陽が差し込み、カウンターの銅色が柔らかく光る。

読書をする人、ノートを広げる人、言葉少なにコーヒーを味わう人。

東京の中で、数少ない「静けさに出会える場所」だ。

昼になると国内外からのゲストで賑わい、

焙煎機の動きやパイプを流れる豆の音がまるでショーのよう。

“スタバミュージアム”という口コミも頷けるスケール感だ。

訪問のコツと小さな贅沢

休日は混雑必至。

入店制限や長蛇の列を避けるなら、平日午前が狙い目。

座席を確保してからレジへ向かうのがスマート。

マリトッツォやブリオッシュなどのペストリーも人気で、

カプチーノとのペアリングは“間違いない”組み合わせ。

少し苦めの豆を選ぶと、甘みがより引き立つ。

そして何より印象的なのはスタッフの所作。

お水をそっと差し出すタイミング、

豆の香りを聞きながら説明してくれる穏やかな声。

そのホスピタリティが、ブランドを“体験”に変えている。

香りの余韻が、また行きたくなる

この場所の魅力は、味やデザインだけではない。

豆を焙煎する音、蒸気の香り、カップの温もり——

すべてが一杯のコーヒーに向かうための“演出”だ。

口コミには「また行きたい」「季節ごとに味を変えたい」という声が多い。

それはきっと、コーヒーを飲むことが“体験”に昇華しているから。

東京に住んでいても、旅をしているような感覚になれる場所。

「コーヒーが好き」で終わらせない、

新しいカフェのかたちがここにある。

店名スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ
住所東京都目黒区青葉台2-19-23
ジャンルカフェ/ロースタリー/バー
営業時間月〜水・金〜日 7:00〜22:00(L.O.21:30)/木 11:30〜翌1:00
定休日不定休
予算¥1,000〜¥1,999
アクセス池尻大橋駅・中目黒駅より徒歩14分
公式サイト[https://www.starbucks.co.jp/roastery/](https://www.starbucks.co.jp/roastery/)
公式Instagram[@starbucksreserve_tokyo](https://www.instagram.com/starbucksreserve_tokyo)
マップを読み込み中…

中目黒のカフェで他に見たいスポット

渋谷の空と緑に溶け込む、静寂のカフェ時間。
渋谷カフェパンバー

渋谷の空と緑に溶け込む、静寂のカフェ時間。

渋谷・宮下パークの屋上に広がる『VALLEY PARK STAND』。光と緑に包まれた開放的な空間で、バスクチーズケーキと香るコーヒーを片手に、都市の喧騒を忘れる時間を過ごす。

銀座地下、妖精の楽園で泡が舞う夜
銀座バーカフェ

銀座地下、妖精の楽園で泡が舞う夜

重たい扉の向こうは、妖精たちが息づく異世界。『ティル・ナ・ノーグ』は、銀座の地下に潜む幻想のバー。泡に光が宿り、現実が少しずつ溶けていく。

銀座の夜を静かに染める、灰の香とスパイスの余韻
銀座バーカフェ

銀座の夜を静かに染める、灰の香とスパイスの余韻

銀座の最上階、灰色に沈む光の中でスパイスと氷が語り合う。『THE GREY ROOM』は、香りと静寂が交錯する大人のバー。グラス越しの夜景とともに、記憶をゆっくり解かす場所だ。

日比谷で感じる、パリの余韻が香るブランチ
日比谷ビストロカフェワインバー

日比谷で感じる、パリの余韻が香るブランチ

日比谷ミッドタウンの一角に佇む『Buvette』。パリの街角を思わせる温もりの中で、半熟卵がとろけるクロックマダムとワインの余韻に包まれるブランチを。

青山の朝を贅沢にほどく、光と香りのオールデイダイニング
青山ダイニングバーカフェ多国籍料理

青山の朝を贅沢にほどく、光と香りのオールデイダイニング

青山グランドホテル4F。世界の味が交差する『THE BELCOMO』では、朝の光と香りがゆっくりとほどけていく。ふわもちパンケーキに、真鯛のカルパッチョ。日本の素材が異国の息吹を纏う、ホテル発の多国籍ダイニング。