程よくカジュアル、だが美味い、渋谷のちょうどいいビストロ

夕方、渋谷の空が少しだけオレンジを残すころ。

宮下パークの3階を歩くと、

ワインとチーズの香りがふっと流れてくる。

その先にあるのが【DRAエイトマン】。

“居酒屋以上、レストラン未満”のちょうどいい場所。

仲間と軽く一杯、でも料理は本気。

そんな夜にぴったりの店だ。

赤ワインソースの香ばしさに思わずグラスが進む。

人気メニューの「牛レアカツ」は、

外はサクッ、中はとろり。

赤ワインと山椒のソースが香り高く、

ひと口で“あ、うまい”と声が漏れる。

ワインにも合うけど、

ハイボールやクラフト焼酎とも意外と好相性。

このバランス感覚がDRAらしい。

個人的イチオシは圧倒的に「ロッシーニ」

ネオンと風が混ざる時間、グラスがきらめく。

オープンテラス席は昼も夜も人気。

BGMはゆるめのハウス、

スパークリングの泡がリズムを刻む。

ソファ席、カウンター、立ち飲みまで。

「ちょっと一杯」にもちょうどいい距離感。

渋谷の街を眺めながら、

ピザの焼ける香りが風に乗ってくる。

スタッフの明るさが夜を軽くしてくれる。

スタッフさんのテンポがよく、

説明も元気でフレンドリー。

まるでライブハウスのMCみたいなノリの良さで、

自然と笑いが起きる。

カジュアルに乾杯できて、

でも料理はしっかり美味しい。

「渋谷で迷ったらここ」が定番になる理由がわかる。

混雑を避けるなら、明るいうちにどうぞ。

17時前後ならテラスが空いていて、

スパークリングが1,000円引きになる“ハッピー泡”も。

昼飲みでピザとワイン、なんて週末も最高。

夜は2時間制だから、

さくっと飲んで次の店に流れるのもあり。

使い勝手の良さが、常連を増やしている。

食後のデザートまで、ちゃんと絵になる。

ティラミスは、削りチョコが雪みたいにふわっと。

甘さ控えめで、口どけが軽い。

フォアグラやレアカツの濃厚な余韻を、

やさしく包み込んでくれる。

気づけば、また来たいと思っている。

そんな“ちょうどいい夜”をくれる店。